読んだ本・マンガ、観た映画などの感想を、メモ程度に書いていきます。ネタばれしたらごめんなさい!

ろぜの読書感想文。

多﨑 ろぜが読んだ本・マンガ、観た映画など。

誰かの話。01

「確かに、

この場所にライトが点いていたら掃除しづらいとか、

その人の言う事はよく分かります。

 

でも、建物が長く残っていくためには、

耐性よりもっと大切なものがあるんです。

 

どんなに土台がしっかりしていて、

何十年何百年と残れる様な耐性があっても、

その建物が必要とされなければ、壊されてしまうんです。

 

だから自分が、こっちの方が良いと思う事があっても、

クライアントの要望を受け入れるし、

使いやすさや耐性より、デザインを優先する事もあります。

 

僕はより長く残って行ける、

より長く愛される建物を作りたいから。」

誰かの話。0

最近、こんなカテゴリーで、

書いてみたいと思っていました。

 

 

私の記憶の断片かもしれないし、

出鱈目かもしれないし、

唯の作り話かもしれない。

 

それくらいが丁度良い。

誰かを傷付けない程度の。

 

 

だから、本当にあった話かもしれないし、

嘘かもしれないし、

何かを考えたり想像したりするきっかけになるかもしれないし、

何の役にも立たないかもしれない。

 

 

そんな話達を書きます。

大抵短いと思います。

 

宜しければ、お付き合い下さいませ。

レベル21

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とても急に思い出したから、

思い出した事のドッグイヤーとして、

書いておこうと思う。

 

レベル21。

これは私の一生でも、かなり大事な本になった。

 

 

この本を見つけたのは、小学校の図書室。

図書室には、よく入り浸っていたけれど、

その図書室にこっそり置かれていた漫画

銀河鉄道999』と同じくらい、

この本はさり気なく隠れていた。

 

(当時、図書室にあった漫画は『銀河鉄道999』と『はだしのゲン』くらいだった。

読書嫌いな男子は、このどちらかの漫画を読んでいたため人気で、

大抵分かりづらいところに隠すように置いてあったのを覚えている)。

 

 

不思議な本だった。

 

「皆銀色のスプーンをくわえて生まれて来る。

時折金のスプーンの人もいる(障害を持った方など)」

といった話が妙に頭に残っている。

 

それ以外は『不思議な本だな』という印象しか残ってないんだけど(おい← 、

不思議なお店の店主のアンジュさんが、

私にとっては、当時のピアノの先生の印象だった。

 

先生は、金髪ロングで、長い睫毛、外人の様な美しい顔立ちで、

どこかミステリアスな印象をも与える人だったから。

メーテルの様な先生だった。

その空気感が近かったのかもしれない。

 

だから余計に、大事な本に思えるのかもしれないな。

先生との思い出の一つみたいで。

 

 

私はそもそも、不思議な話に興味があって、

その延長で、小2頃から

怖い話『学校の怪談』系と、

星座の本の一部として、ギリシャ神話の本とをよく一緒に借りていたんだけど、

それらとはまた違って。

 

今と違って、ネットなんて知らない頃、

不思議な話は、本とTVの中くらいしか無くて。

TVは殆ど観なくて、いつも友達の話題についていけてなかったな。笑

 

不思議な話が出来る人も、恐らく周りにいなくて、

でもそんな時、私と同じくらい、

きっと不思議な話が好きな人がいるんだなって思えたから、

だから大事になったんだろう。

 

 

そのうち読み返したいな。

不思議な話が好きな人にはおすすめです。

蜜蜂と遠雷

なんてこった。面白かった。

流石『全国書店員が選んだ

いちばん!売りたい本』だけある。

 

最初は「何この分厚さ( ´ Д ` )

そして開いたら2段に分かれてるw」

なんて思ったけど、

気付いたら夢中で読んでいた。

 

 

ピアノのコンクールのお話。

それぞれの色、それぞれの表現、

それぞれのストーリー。

描写が目に浮かぶようで、

眩しいし、光が射している。

 

読みながらお客さんになって、

ステージをはらはらしながら見つめているようだった。

 

 

思うに私達は、ドラゴンボールやワンピースしかり、

謎多き純粋無垢な天才が、世界を変えるストーリーに弱い。

 

非現実的なところへ連れ出してほしいし、

知名度も無い謎の存在が生み出す奇跡、

その奇跡の目撃者になりたい。

 

そしてドヤーしたい(((`・∀・´)))ドヤヤヤャャャャ。笑

 

それに本当にみんな輝いてるから、

誰が一位になるか読めないところもまたわくわくした!(ノД ` *)✨

 

実際にコンテスタントが弾く楽曲を聴きたいと思ってYouTubeを探してみたら、

蜜蜂と遠雷で弾くリスト(しかもちゃんと弾く順になっている!)が既に出来上がっていた。

http://www.youtube.com/playlist?list=PL4Z5dUqbFA9l_pmYK_SjQBi814SEbAcqh

 

これ聴きながら読むと更に臨場感ある!

ライブ感ある!ので、お試しあれ(* ´ ∀ ` *)♪笑

 

個人的には、亜夜ちゃんと明石さんが好きだったなー。

ただ実際に会ったら、イケメンなマサルさん好きになりそう(ノ∀ ` *)笑←

 

宮沢賢治の『春と修羅』を曲にしたものが課題曲になっているのも良かった。

多分宮沢賢治好きさんは、「おっ」てなったと思うなー。

ここもまたポイント高いと思ったと思うな。笑

 

 

音楽やってる人や、芸術系の事を極めている人にとっては、

きっと共感出来る部分が沢山出て来るはず。

 

オススメです⁽⁽ ◟(∗ ˊωˋ ∗)◞ ⁾⁾✨✨

 

BIG EYES

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上映されてた頃から、

観てみたいと思っていたんだ。

 

ティム・バートンの作品。

 

湾曲した夫婦の関係の、アンバランス。

 

ただ上手くいっている状況には、

ティム・バートンは惹かれないだろうから。

 

 

途中で出て来る、

いかにもなパリの風景の絵、

アンディー・ウォーホル、

モディリアーニ

 

アンディー・ウォーホルとモディリアーニっていう、

その画家のチョイスがまた。

 

アンディー・ウォーホルは、

「機械になりたい」って言ってた様な人なんだ。

物凄く成功した人だけど。

 

モディリアーニは、

アーモンドみたいな目の、顔の細い人を描くんだけど、

首を傾ける向きが、人を不安にさせる方向に向いてるとか、

 

何かと明るい印象は無いな。2人とも。

そこがまたいい。

 

 

ティム・バートンが好きだな。

ひねくれるんだもん。

王道より、ちょっとひねた方に行く方が、

私にとっては愛おしい。

 

 

暗くて表にはなかなか出ない本当のところを、

えぐる様な、不健康な作品。

 

そう上手くはいかない方が、

かえって人間くさくて良いのかもな。

 

俺はまだ本気出してないだけ

今まで私、勿体無い事してました。

 

Amazonプライム…!

プライマーとして、随分沢山の注文をして来たけれども、

Amazon Videoを利用して来なかっただなんて、

なんて愚かであったのだろうか…!!!笑

 

実は私、パソコンが苦手でして、

起動させてからしばらく、

何かの更新やらで待ったりするのが好きじゃなくて、

Amazon Videoも、パソコンで観ないなら微妙なのかなって思って、

頑張ってiPadを買ったら観ようかなと思ってたんだけど、

iPhoneでも、ダウンロードしておけばいつでもどこでも観られるし、

画面ちっちゃいのがそこまで気にならないって事に、気付いちゃいました。笑

 

これからは活用しまくるぞー!!*(^o^)/*笑

 

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んでようやく標題の話なんだけど、笑

うーん、…うーん…。。笑

 

私からしたら、頑張ってないコト無いし、

つまりまぁ本気じゃないにしても、頑張ってるなと思ったし、

その時その時の本気だったんじゃないかなとも思うし、

確かにあかん人間ではあるかもしれないけど、

私は本気出してないコト無いんじゃないかと思ったよ(紛らわしい)。笑

 

頑張る姿に、少なからず影響を受けてる人はいるはず!

 

 

そんな感じでした。笑←

騎士団長殺し

村上春樹の最新作。

 

主人公が、肖像画を描く事を仕事としているのと、

友人の父親が有名な作家で、

あんまり詳しく書くと、ネタバレな気がするから書かないけど、

油絵の匂いがして来そうなくらい、

キャンバスに描いた絵達が、ありありと浮かんで来た。

 

 

村上ワールドと言えば、現実に潜む非現実的な事象が魅力的だけども、

今回も、最初は何のこっちゃと思っていたけれど、

気付いたら引き込まれていた。

 

大抵そうだ。

最初の方は、何のこっちゃと思う。

ノルウェイの森に迷い込むまでには、少しの時間が掛かる。

 

そして、お上品且つユーモラス。

知らない曲名が沢山出て来る。

シュトラウスの『薔薇の騎士組曲』は聴いてみた。

赤いビロードみたいで、加えてキラキラした曲だった。

 

あとね、主人公のジョークが結構好きだったな。

主人公が妻のゆずさんに、
ベッドで「すだち」って囁くのとか、

人妻が主人公に、
「あなたの右手で〜、左手で〜されたい」
的なエロい台詞を言った後に、
「右足はどうしたらいいかな」
って聞くのとか。

 

そして更によくある、亡くなった誰かの面影パターン!
今回もあります(* ´ ω ` *)ふふ。笑

 

 

やっぱり時空の歪みみたいなもので、異世界って突如現れるんじゃないかなって思ったり、

イデアやメタファーについて考えたり、

騎士団長が案外可愛かったり、

ご近所の紳士な免色(めんしき)さんがイケメンで、惚れそうになったり、←

 

読み応えあって、面白かった。

 

昔の作品を、ほぼ読んでないから、

いつかは読もうと思ってます。

いつかはね。笑