レベル21
とても急に思い出したから、
思い出した事のドッグイヤーとして、
書いておこうと思う。
レベル21。
これは私の一生でも、かなり大事な本になった。
この本を見つけたのは、小学校の図書室。
図書室には、よく入り浸っていたけれど、
その図書室にこっそり置かれていた漫画
『銀河鉄道999』と同じくらい、
この本はさり気なく隠れていた。
(当時、図書室にあった漫画は『銀河鉄道999』と『はだしのゲン』くらいだった。
読書嫌いな男子は、このどちらかの漫画を読んでいたため人気で、
大抵分かりづらいところに隠すように置いてあったのを覚えている)。
不思議な本だった。
「皆銀色のスプーンをくわえて生まれて来る。
時折金のスプーンの人もいる(障害を持った方など)」
といった話が妙に頭に残っている。
それ以外は『不思議な本だな』という印象しか残ってないんだけど(おい← 、
不思議なお店の店主のアンジュさんが、
私にとっては、当時のピアノの先生の印象だった。
先生は、金髪ロングで、長い睫毛、外人の様な美しい顔立ちで、
どこかミステリアスな印象をも与える人だったから。
メーテルの様な先生だった。
その空気感が近かったのかもしれない。
だから余計に、大事な本に思えるのかもしれないな。
先生との思い出の一つみたいで。
私はそもそも、不思議な話に興味があって、
その延長で、小2頃から
怖い話『学校の怪談』系と、
星座の本の一部として、ギリシャ神話の本とをよく一緒に借りていたんだけど、
それらとはまた違って。
今と違って、ネットなんて知らない頃、
不思議な話は、本とTVの中くらいしか無くて。
TVは殆ど観なくて、いつも友達の話題についていけてなかったな。笑
不思議な話が出来る人も、恐らく周りにいなくて、
でもそんな時、私と同じくらい、
きっと不思議な話が好きな人がいるんだなって思えたから、
だから大事になったんだろう。
そのうち読み返したいな。
不思議な話が好きな人にはおすすめです。